「平屋って、コンパクトになりがちですよね?」
そう聞かれたとき、むしろ逆だと感じたことがあります。
面積は25坪。なのに、LDKは22畳。
入った瞬間に「外より広い」と錯覚する、ホテルライクな大空間。
今回の事例は、山梨県都留市で完成した“引き算の家づくり”。
いらないものを削ったからこそ、暮らしが豊かになった。
その理由を、デザインの工夫と考え方に分けて、わかりやすく伝えていきます。
ポイントはシンプルで、「空間を広くする」のではなく「広く感じさせる」こと。
この家のLDKに入った瞬間、解放感が強いのは——
視線が、勝手に“抜ける方向”へ誘導される設計だからです。
例えで言うなら、ディズニーランドって入り口が低くて、奥に行くほどで天井が高くなってますよね!
あの感じです。
人間の感覚を素直に使うことで、数字以上の開放感が生まれます。
この家の象徴的な工夫が、床材を外までつなげることです。
ガラスで区切られていても、素材が連続すると、視覚的には“ひとつの空間”になる。
結果として、LDK22畳が、さらに大きく見えるんですね。
山梨で注文住宅を建てるとき、「広さ」はつい坪数で考えがちです。
でも本当は、“つながり”の設計で、体感は変えられる。
「生活感がなくて、ホテルみたいですね」
この言葉が出る家には共通点があります。
それは、家具や素材が揃っていること以上に、**“目に入る情報が少ない”**こと。
この家で徹底していたのは、まさに引き算でした。
ホテルライクって、派手な装飾よりも、こういう“静かな整い”で決まります。
本来ならキッチン上に出てくる“箱”を消すと、空間が一気に軽くなる。
視界が抜けて、LDK全体がすっきりする。
板が1枚足りない→そこで終わらせず、
「スリット入れたらかっこいいじゃん」に変換する。
気づく人は少ない。
でも、その一本のラインが空気を締める。
こういう“気づかれにくい工夫”が、大人っぽさをつくります。
家づくりでよくある落とし穴が、収納を“念のため”増やすことです。
でも、収納って増やすほど
この家の考え方は明快でした。
「足りるかな?」という不安から収納を作るのではなく、
“今、何をどれだけ持っているか”を把握して、必要分だけつくる。
たとえば旅行で、マクドナルドなら予算がわかるけど、高級料亭はわからない。
わからないから多めに持つ。
収納も同じで、把握できてないから“多めに作っちゃう”後悔の種になりやすいんです。
でも、家で不安だから多めに作っとこう!
なんてことできないですよね。その分いい家具を入れたり、造作風呂や造作洗面にしたりとグレードアップできたるかもしれないのに・・・
だからこそ、自分たちに必要な収納はどのくらいなのかを客観的に考えることが大切です。
山梨で注文住宅を建てるなら、最初にやるべきは「収納を増やすこと」じゃなくて、
暮らしの持ち物を棚卸しすることかもしれません。
この家、廊下がほぼありません。
なんと廊下は1畳。
そのかわり、廊下・洗面・脱衣を重ねて、
25坪でも驚くほど幅のある造作洗面を成立させています。
これが、コンパクトでも豊かな家づくりの本質だと思います。
この家は、ブラインドもカーテンもない。
それができた理由は、土地選びの段階で“視線が気にならない立地”に寄せたから。
最初に検討していた土地ではなく、隣の土地へ。
「家が建ちにくい」「抜けが残りやすい」条件を読み、暮らしの要望を叶えた。
注文住宅は、家のデザインだけで決まらない。
土地とセットで“未来の暮らし”を設計できるかが、豊かさを左右します。
雨樋をあえて取ることで、
雨が屋根からポタポタと落ちる“レインカーテン”が生まれる。
雨が跳ねて、タイルに小さな影ができる。
天気や季節で表情が変わる。
普通なら窓が「汚れそう」で終わるところを、
「自然の演出」として取り込む。
こういう感覚こそ、豊かな暮らしの入口かもしれません。
この家の魅力を一言でまとめるなら、こうです。
“足す”より、“削る”ほうが、暮らしは豊かになる。
山梨で注文住宅を考えるなら、坪数の前に、
「どんな暮らしがしたいか」から逆算するのがいちばん近道です。
家づくりを考え始めた方が、よく読んでいる記事も貼っておきます。
未来の暮らしを想像しやすくなると思います◎
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山梨県は富士河口湖町のアンティークスタイルで新築した注文住宅のルームツアー動画がややイケメンのメインチャンネルにアップされてます。動画終盤ではオーナーさんとの対談もあり、リアルな声も入っているのでお楽しみに!
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