山梨で「レンジフードなしキッチン」という選択。1年以上暮らしてわかった、注文住宅だからできる家づくりと豊かな暮らし

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COLUMN

「キッチンにレンジフード（換気扇）がないって、本当に大丈夫なんですか？」

見学に来られた方から、いちばん驚かれるのがここです。
株式会社未来建築工房ICHIYU の代表のややイケメンの自邸キッチンには、あえてレンジフードをつけていません。

・油でベタベタにならないの？
・ニオイは残らない？
・山梨で注文住宅を建てる人にとって現実的？

今回は、山梨での家づくり・注文住宅・豊かな暮らしをテーマに、
実際に「レンジフードなしキッチン」で1年以上暮らしてみてわかったリアルをまとめます。

結論：
「換気計画」がきちんとされた注文住宅なら、
レンジフードに頼らないキッチンという選択肢も、十分“アリ”です。

１｜自邸キッチンは「実験の場」でもある

このキッチンは、ややイケメンが自分で設計・デザインした造作キッチン。

IH・食洗機・水栓 → 海外製メーカーを採用
それ以外 → 造作でフルカスタム
テーマ → スタイリッシュだけど、ちゃんと日常で使えるキッチン

山梨という土地で、暮らしを豊かにする注文住宅とは何かを考えるうえで、
自邸はいつも「実験の場」になっています。

天板は“セイベイトン”で実験

一見モールテックスに見えるグレーの天板。
実は「セイベイトン」という仕上げ材で、モールテックスよりコストを抑えられる素材です。

見た目：モールテックスのようにマットでスタイリッシュ
コスト：モールテックスより少し抑えられる
耐久性：日常使いで問題ないが、強い衝撃では欠けやすい

1年以上使ってみた正直な感想は…

「長い目で見ると、やっぱりモールテックスもすごく優秀。
セイベイトンも悪くないけど、“絶対おすすめ！”と言うならモールテックスかな」

暮らしながら検証し、その結果を山梨で家づくりをするお客様の提案に活かしていく。
そんな循環が、自邸キッチンにはあります。

２｜木目を“通す”ことで生まれる、さりげない高級感

キッチンの下台は、オーク材突板仕上げ。
ポイントは「木目をつなげて貼っている」ということです。

引き出し一枚一枚で木目がバラバラ → なんとなく安っぽく見える
木目が横にすーっとつながっている → 静かな高級感が出る

さらに、食洗機の面材も「フェイクの引き出し」にして、
他の引き出しと同じラインが揃うようにデザイン。

ちょっとした“ひと手間”が、
「山梨の注文住宅＝暮らしの器」としての質感を大きく変えます。

「豊かな暮らし」って、派手さよりも、
こういう細部の心地よさの積み重ねだと思うんですよね。

３｜海外製IH・食洗機がもたらす“家事の時間のアップデート”

IHは「ポルシェ・フェラーリ級」と例えたくなる相棒

採用しているIHは、ややイケメンいわく“車で言うとポルシェやフェラーリ”クラスのモデル。

デザインがとにかくスタイリッシュ
操作スイッチもフラットで、掃除が楽
4口コンロで同時調理もしやすい

実際は、
「フライパン＋鍋＋ちょっとした一品」くらいの使い方が多いですが、
余裕のある火口数は、“心の余白”にもつながります。

海外製食洗機で「手洗いには戻れない」暮らしへ

キッチンの相棒といえば、海外製の大容量食洗機。

3段のバスケットで、お箸・小物・皿・鍋までしっかり入る
朝・昼・晩に使った食器を1日に1回まとめて洗浄
「これがない生活は考えられない」と奥様が断言

毎日の家事がラクになる = 豊かな暮らしの土台が整うということ。

初期費用は日本製より少し高くても、
長い年月で見れば「時間」と「ストレス」を考えると十分に元が取れる、
そんな投資だと感じています。

４｜本題：なぜ「レンジフード（換気扇）なしキッチン」にしたのか

さて、ここからが多くの方が気になるポイント。

「IHの上にあるはずのレンジフード（換気扇）が…ない！」

一般的な不安

油が飛んで、壁や天井がベタベタになりそう
ニオイがこもって、リビングまで広がりそう
本当に暮らせるの？と不安

これに対して、実際に1年以上暮らしたリアルはこうです。

実際のところ、どうだったか？

IHまわり → 1年以上で「拭いたのは3回くらい」
天井 → ベタつきなし。触ってもサラサラ
ニオイ → 翌朝にはほぼ気にならない

もちろん、料理の直後はキッチンまわりにニオイはあります。
ですが、

家全体の換気計画をしっかりしている
適切に窓を開けたり、換気扇を動かす

ことによって、翌朝にはほぼ無臭になるレベルに落ち着きます。

ポイントは、「レンジフードがあるかないか」より、
“家全体の空気がどう流れているか” なんです。

５｜「換気計画」がきちんとされた家づくりだからできる選択

レンジフードに頼らないキッチンを成立させている前提には、
家全体の計画換気があります。

どこから新鮮な空気が入ってくるのか
どこから排気されていくのか
キッチンで出たニオイや湿気が、どう家の外に抜けていくのか

こうした動線を、図面の段階からしっかりと考えたうえで、
「レンジフードなし」という選択をしています。

ただ単に
「掃除が面倒だから、レンジフードなしにしよう！」
という話ではありません。

だからこそ、お伝えしておきたいこと

すべての家で、レンジフードなしを推奨しているわけではない
法的な条件や地域のルールがある場合もある
それぞれの暮らし方・料理の頻度・好みを聞いたうえで判断する

「レンジフードを外すこと」ではなく、
「暮らしに本当に必要なものを選び直すこと」が、本質です。

６｜“ないもの”を決めると、暮らしが豊かになる

ややイケメン自邸のキッチンで象徴的なのは、
レンジフードだけではありません。

収納を必要以上に増やさない
「とりあえず買っておく」モノを減らす
ダイニングに置く器を厳選する

こうすることで、

片付けがラク
掃除の手間が少ない
余計なモノが目に入らない

結果、心の余裕が生まれます。

「お気に入りだけに囲まれると、
モノは少なくても、豊かさは増えていく」

これは、山梨での暮らし方にも通じる感覚だと思います。
自然が身近にあるからこそ、
家の中は「余白」と「お気に入り」で満たしたくなる。

７｜山梨で注文住宅を建てるあなたへ。キッチン計画の考え方

もしあなたが今、山梨で家づくりを考えていて、

キッチンをどうしようか悩んでいる
レンジフードなしキッチンが気になっている
海外製の機器に興味がある
豊かな暮らしにつながる間取りを知りたい

そんな気持ちが少しでもあるなら、
ぜひ一度、「何を足すか」だけでなく「何を減らすか」も考えてみてください。

レンジフードをなくしたいのか？
掃除のストレスから解放されたいのか？
日々の家事時間をもっとラクにしたいのか？
モノを減らしてスッキリ暮らしたいのか？

その答えによって、選ぶべき設備や間取りは変わってきます。

８｜実際の暮らしを見に来てください

文章だけでは伝えきれない、
空気感・ニオイ・光の入り方・素材の質感があります。

山梨での注文住宅・家づくりに興味があれば、
見学会や暮らし体験会で、リアルなキッチンの様子も体感してみてください。

レンジフードなしキッチンの“天井のサラサラ感”
海外製食洗機の使い勝手
オーク材のやわらかな表情
モノを持ちすぎない暮らしの心地よさ

きっと、「豊かな暮らし」のイメージが、少し具体的になるはずです。

９｜まとめ：設備の正解より、“あなたの暮らしの正解”を一緒に探す

山梨で注文住宅を建てるとき、
「床暖房は？」「全館空調は？」「キッチンは？」と、
設備の話だけでも選択肢が山ほど出てきます。

でも本当に大切なのは、

「どんな暮らしをしたいか」から逆算して選ぶこと。

レンジフードなしキッチンも、
そのひとつの答えに過ぎません。

モノを減らして、掃除をラクにしたい
機器に頼りすぎず、家全体の設計で心地よさをつくりたい
山梨の環境を活かした、豊かな暮らしを楽しみたい

そんな想いが少しでもあれば、
ぜひ一度、あなたの“理想の暮らし”の話を聞かせてください！

【レンジフードなしのお家の施工事例】

◼︎山梨県富士吉田市｜「趣味を愉しむデザイナーズハウス」

◼︎山梨県南アルプス市の注文住宅｜「大自然と繋がる、非日常が日常のホテルライクスタイル」の家」
◼︎山梨県都留市への移住を叶えた理想の平屋｜「テスラみたいなシンプルでスタイリッシュな25坪の平屋」