山梨で注文住宅を建てようと考えたとき、多くの方が参考にするのが「間取り集」や「人気の間取りランキング」。
InstagramやPinterestには、10畳のリビングや20畳のLDKといった“数字”が溢れています。
ですが、その数字に振り回されて「建ててみたら何か違う…」「広いはずなのに落ち着かない…」という声もよく聞かれます。
実は、本当に満足できる家づくりのカギは、“感覚”にあります。
間取り集は便利です。
でも、そこに載っているプランは「その土地」「その家族」「その暮らし」に最適化されたものではないことがほとんど。
実際にプロの視点から見ると、
「Instagramで見た人気の間取りを入れたら、光が眩しすぎてリビングのカーテンは閉めっぱなし」
「大きな窓をつけたのに、風が抜けない」
といった“数字だけを追った結果の後悔”が少なくありません。
家づくりとは、数字や面積では測れない「暮らしの質」をどう設計するかに尽きるのです。
「大きな窓=明るくて風通しがいい」というのは思い込み。
実際は、風の通り道(卓越風)や方角による光の入り方を無視した大開口は、暮らしを不便にしてしまいます。
山梨は、朝日や夕日、そして富士山の景色を楽しめる特別な地域。
その自然環境に寄り添った窓の“質”や“位置”のデザインこそが大切です。
たとえば:
こうした「感覚設計」が、空間の心地よさを生み出します。
間取りを描く前に必ず行うべきなのが、「ゾーニング」。
これは、建物のどこに何の機能を持たせるかをラフに配置する作業です。
そうやって自分たちの暮らしをイメージしながら、居場所を“感覚的に”決めていくのがゾーニングです。
「一発目から間取りを完成させる」のではなく、
まずは“配置の感覚”を探ることが、失敗しない設計の第一歩です。
「LDKは20畳が理想です」とよく言われます。
でも、それって本当に20畳必要ですか?
たとえば:
つまり、畳数はあくまで目安。
“実際に立ったときにどう感じるか”という感覚的な快適さが何より重要なのです。
山梨は、都市部に比べて自然の恩恵を受けやすく、土地にも余裕があります。
だからこそ、以下のような“感覚を生かす家づくり”がしやすい地域です。
富士山や南アルプスを切り取る「窓配置」
景色を“借景”に取り込むことで、面積以上の広がりを生む
光と風を生かした「間取りの抜け感」
南北・東西の風の通りや日照時間を活かすゾーニング
周辺環境に寄り添った「静けさの演出」
道路や隣家の位置を加味して、落ち着きある空間を配置
間取り集やSNSの間取りに頼らない家づくりをしたいなら、
「感覚で設計できる工務店」を選ぶことが成功のカギ。
・「何畳欲しい?」ではなく、「どう暮らしたい?」と聞いてくれる
・間取りを描く前に、ゾーニングやライフスタイルをヒアリングしてくれる
・ 数字でなく、“空間の体感”を重視した提案をしてくれる
本当に満足できる家づくりは、数字よりも「暮らし方」を深掘りしてくれるパートナーとの対話から生まれます。
「間取りは感覚が9割」
これは、山梨という自然に恵まれた地域だからこそ、より実感できる真理です。
これらはすべて、感覚を大切にするデザインから生まれます。
あなたも、数値に縛られた間取りではなく、
「どう暮らしたいか?」を軸にした“唯一無二の家”を一緒につくってみませんか?
山梨県は富士河口湖町のアンティークスタイルで新築した注文住宅のルームツアー動画がややイケメンのメインチャンネルにアップされてます。動画終盤ではオーナーさんとの対談もあり、リアルな声も入っているのでお楽しみに!